バイクのハンドル部分の左右にそれぞれ備え付けられているレバーは、一見するとどちらも同じように思われますが、それぞれ異なる役割を担っています。右ハンドルの手前にあるレバーの役割は前輪のブレーキです。
右ハンドルは走行するためのアクセルなので、停止する時ためにレバーを握ろうとする時に自然とアクセルが戻る仕組みになっています。これは全てのバイクに共通する物です。左レバーの役割はギアチェンジを行うためのクラッチで、こちらはミッション系と呼ばれるバイクだけに限られています。
ギアチェンジを行う必要のないスクーターのようなバイクの場合は、左レバーは後輪ブレーキです。ミッション系の後輪ブレーキは足元のペダルになります。
一見すると取り外しができないように見えるこのレバーは手順に従って作業を行えば自分でメンテナンスや交換をすることも可能です。作業はレバーと車体を繋いでいるワイヤーやホース、ボルトを外すだけで終わります。各種レバーはカスタムによって見た目を良くするだけでなく、操作性を格段に向上させられるのが大きなメリットです。握る時の硬さなども調節できるため、購入後に自分が扱いやすいレバーに交換をするライダーも少なくありません。ただし、前述したように右のレバーはブレーキという役割を持っています。
交換後に正しく取り付けなかったことでレバーが機能せずに安全に停止ができなくなるといったことのないように、作業後は入念に確認をしなくてはいけません。