バイクのハンドルグリップは、紫外線や摩擦などの経年劣化によって薄くなり握り心地が悪くなるだけでなく、密着が弱くなった場合にはハンドルグリップが空回りしてしまうため危険です。
ハンドルグリップの交換は整備に出しても少ない工賃で頼むことはできますが、自宅でも簡単に自分で作業できます。 空回りするだけでそれほど劣化していない場合などは、接着剤の付けなおしだけを行うために、グリップを傷つけずに外すことが大切ですが、新しいハンドルグリップに取り換える場合はカッターなどで切り取ってしまっても問題ありません。
ハンドルグリップの取り外し方は、バーエンドの固定ねじをドライバーで外した後に、シール外しドライバーをグリップとハンドルの間に差し込んでCRCやクリーナーを吹き付けるだけです。あとはシール外しドライバーでグリップ部分を浮かせるように剥がしていけば、簡単に取り外すことができます。 その後接着剤をハンドルにまんべんなく均一になるように、薄く塗りグリップを回しながら挿入しバーエンドをドライバーで取り付ければ完成です。
きれいにハンドルグリップを取り付けるためには、古いグリップを取り外した後に残っていたハンドルの接着剤を樹脂製スクレーパーなどでしっかり取り除き、新しく使う接着剤が馴染みやすいようにパーツクリーナーで掃除し、接着剤を付けた後はハンドルグリップ全体をまんべんなく握って、接着剤が馴染むようにしてください。
接着剤がしっかり密着する前にハンドルグリップを回してしまうと、接着が弱くなる可能性があるので10分くらいは動かさないようにしましょう。