見た目だけではなくバイクのパフォーマンスにも大きな影響を及ぼすサビ。とくに鋼板が薄いマフラーに生じたサビは浸食が早いので、見つけた際はできるだけすぐに取り除くようにしましょう。
マフラーのサビを取りには、スチールワイヤー、紙ヤスリ、防錆用ケミカル剤などの道具があると便利です。これらのグッズがあれば、DIYでもしっかりとしたサビ対策を施すことができます。
作業の手始めとしてまずはマフラー全体を水洗いします。水分が完全に切れたら、次はスチールワイヤーを使って目立つサビを削り落としましょう。
スチールワイヤーは浮き上がった大きなサビ落としにのみ使います。スチールワイヤーは研磨力が強いので、ゴシゴシと使ってしまうと、傷がつく原因となるので注意が必要です。細かなサビは#400番から#1000番ぐらいの紙ヤスリを使って削っていきます。磨き方のコツはサビの状況に合わせて低い番手から徐々に高い番手へと移行させることです。紙ヤスリは水を掛けながら使いますが、もし手元に錆取り用のケミカル材があれば、それを使って磨いていくのも良いでしょう。
サビ落としが済んだら、もういちどマフラーを丁寧に水洗いし、水分が残らないようしっかりとウエスで拭き上げます。水洗い後は、防錆用ケミカル材を使ってマフラーの表面をコーティングします。以上がサビたマフラーの磨き方です。放熱と冷却を繰り返すマフラーはどうしてもサビが発生しやすい部分です。
腐食が進むと穴開きの原因ともなるのでマフラーのメンテナンスは定期的に実施するようにしましょう。